ミュージックジャンキー秘密のプレイリスト

3度の飯より音楽大好き(は言い過ぎた・・・。)お父さんの音楽レビュー。

People/The Music~Drugs/The Music  音楽レビュー其の14〜15 

「The Music」
1999年に結成された、
UKロックバンド。


残念ながら、2011年に
解散しております。

 

12年間の活動期間の中で
フジロックフェスティバル
にも6回出演しております。

 

2008年にはホワイトステージ*1のトリを務め満員、
「入場規制」がかかった
という逸話もあり
日本での人気の高さがうかがえます。

彼らの奏でる音楽は
人力のダンスビート
ハイトーンボイス
持ち味となっています。

 

人気のバンドだけあって、
メディアでのプロモーションも
とても盛んだったと
記憶しています。

 

しかし当時、
「ダンサブルなロック」に興味が無く
「クセのあるハイトーンボイス」が、
受け入れられなかったんですよね。

 

一旦、自分の中では閉じたバンドです。

 

「音楽的趣向」が歳を重ねるにつれ変化し、
エレクトロニカクラブミュージック
も聴くようになりました。

そんな経緯から、記憶の片隅にあった
このバンドを、また開いて見たわけです。

 

彼らの楽曲の中で最も有名な
「People」を聴いて、
「ダンスロック、めちゃくちゃアリだな!」
となった訳です。

 

と言うわけで「People」是非聴いてみて下さい。

 

youtu.be


どうですか?
ハイトーンボイス、受け入れられましたか??

 

サイケデリックでダンサブル、
如何わしさもはらんだ

高揚感のあるロックです。

 

そして、もう一曲紹介したいのは
「Drugs」です。
こちらもどうぞ!!

youtu.be

 

 

こちらは、最後のアルバムとなった
『ストレングス・イン・ナンバーズ』からの一曲です。


サビのメロディが美しい一曲で
ソウルフルで、のびやかな歌声
非常に気に入っています。

ファーストアルバムの頃と比べると、
ダンスミュージックの要素が
やや薄まり「普遍的なロック」
を体現できます。

夜の街をドライブしたくなるような一曲です。


歌詞は「薬物」について書かれたもの
でしょうか?

当時のインタビューに
次のようにこたえています。

ドラッグをやる人っていうのは現実逃避をしたくてドラッグをやるわけだよね。音楽にも同じ現実逃避の効果っていうのはあると思うよ。エンドルフィンを放出するという意味で。その二つに繋がりはあると思うけど、だからと言って自分達がドラッグをやるわけではないからな。

音楽こそ最高のドラッグだよね。 美学があるとすると、自分たち自身を興奮させるもの、高揚させるものを作るということに尽きるかな。

出典元:激ロック インタビュー https://gekirock.com/interview/2008/12/the_music_interview.php

 私もそう信じています。

 

辛い事が有り落ち込むとき、
音楽には何度も助けられました。


ドラッグはもちろんやらないけど、
それと近い物に、お酒が有ります。

 

辛い事を一時忘れさせてくれるお酒ですが、
酔いがさめた時、心にのしかかるものは、
何倍にも膨れ上がっていたりするのです。

 

だから、私は音楽に逃避します。
そしてまた、歩き出せます。

 

*1:フジロックフェスティバル グリーン・ステージに次ぐ2番目の規模の会場。ビッグネームのアクトもあり入場制限が掛かる事も多い。収容人数15,000人