花に嵐/米津玄師 音楽レビュー其の50
今をときめくシンガーソングライター米津 玄師さんの楽曲からお気に入りの一曲を紹介します。
2009年ごろボカロプロデューサーとして、ネット上で活動したという経歴の持ち主です。現在では珍しくなくなった、ネットを介したプロモーションで人気に火がつくパターンの草分け的存在ではないでしょうか??
ボカロP時代から彼を追いかけた熱心なファンというわけではないですが、
イラスト・ダンス・動画編集など表現者としてマルチな才能を発揮していた彼を心から尊敬しています。
音楽性も多岐にわたっていてロックのみならず、EDM・ダンスミュージック〜バラード・童謡のような楽曲まで幅広いタイプの楽曲を発表してきました。
私がとりわけ好きなのが、2ndアルバムに収録されている「花に嵐」という楽曲です。「花に嵐」の動画が見つからなかった為、「YANKEE」のダイジェスト版動画を貼っておきます。(花に嵐は7曲目です)
いかがでしょう?「Lemon」や「パプリカ」といったポップな楽曲のイメージが強いかもしれないですが、彼の有名な楽曲だと「ピースサイン」に近いでしょうか?かなりラウドでハイテンポなナンバーとなっています。
軽快なカッティングが小気味良いイントロ〜Aメロ、感情をやや抑えながら繊細なメロディ運びと巧みなギターフレーズが印象的なBメロ。
そして圧倒的なエモーションで迫りくるサビまで、息つく暇さえ与えないスリリングな名曲です。
ラウドな音楽が好きな方や、メインストリームにいるアーティストと距離を置く天邪鬼さんはノーマークかもしれませんが、彼の熱を帯びたロックな側面を是非体感していただきたいです。