赤橙/ACIDMAN 〜波、白く/ACIDMAN 音楽レビュー其の75〜76
おはようございます!ノロウィルスで2日寝込みました。
だいすけです。
体調を崩した後、その症状が快癒すると自分がスーパーサイヤ人になったかの様になんでもできちゃう気がしますよ・・・ね?
とりあえず「健康であることのありがたみ」をものすごく感じています。
本日も元気に日記代わりの、この自己満ブログをはじめていきましょう。
「赤橙」
3ピースバンドってインストバンドでない限り、一人は必然的に楽器を持って歌を唄うことになるので、シンプルになる傾向にあると思います。(それが悪いこととは言いません)
しかしプロのミュージシャンの中には唄いながら複雑なプレイを同時にやっちゃう超人的なプレイヤーがいて彼らもそんなアーティストの一つです。
1曲目に聴いていただいた彼らのデビューシングル「赤橙」からも漂うおしゃれ感。ギターヴォーカルのオオキ氏のテクニックが存分に発揮されています。
リズム隊の二人がスキルフルなプレイが楽曲に貢献しているのはいうまでもありません。
私にとってギターのオオキ氏は唄いながらギターを弾くスタイルの可能性を無限に感じさせてくれるミュージシャンでした。
彼の持ち味であるジャズからの影響を感じさせる、高度なコードワークが非常にカッコ良いです。
カッティングのリズムもジャカジャカとラフにかきむしるのではなく、休符を生かしたメリハリのある符割になっていて、かなり複雑です。
プロなら当たり前なのかもしれませんが、これを唄いながらプレイするとなると話は別だと思っています。
赤橙を聴いたときにかっこいいバンドだなあとは思いました。
しかし、同時に赤橙の曲調が妙に淡々としていて他にどんな楽曲を演奏するバンドなのか「よく分からない」という印象が強かったと思います。
まだ、ガツンと自分にヒットしなかったのかもしれません。
完全にノックアウトされたのが、この「波、白く」です。
「波、白く」
「ああ、激しくて、渋くて最高」
激しい音楽が好きな自分の心をガッチリと掴まれました。
ACIDMANにハマったきっかけになったのは、「赤橙」よりむしろこちらの曲だった様に思います。
激しさと繊細さが同居した様な独特な感覚は、他のアーティストでは味わえません。
間奏の展開も、一般的にはギターソロが華やかに曲を牽引する流れになるところですが、この曲は渋ーいジャズセッション。ツボです。ツボでしかないのです。
2曲に共通しているのは、歌詞が難解すぎること。
何度読んでも学のない私には意味がわからないので、誰か教えてください・・・。
まあ、こう言ったサブカル性の強い歌詞と、多くのリスナーの心をガッチリ掴む大衆性のバランスの良さが、彼らの人気の秘訣なのかもしれません。