ミュージックジャンキー秘密のプレイリスト

3度の飯より音楽大好き(は言い過ぎた・・・。)お父さんの音楽レビュー。

DOUBT/hide 音楽レビュー其の92

おはようございます。フリーランスライターの大輔です。

 

5月2日はX JAPANのギタリストhide氏の命日ということで、粛々とdoubtをレビューしていきたいと思います。
私が命日を覚えている人って、実はhide氏以外いないかも・・。(おじいちゃんの命日もパッといえません。ごめんよ。)

 

1998年私は高校一年生、入学して間も無くう音楽の話ができる友人ができました。


5月2日、この友人と朝からどんより落ち込んでいた時の教室の情景は今、でも思い出すことができるほど強烈ですね。(特にこの友人がXの大ファン)

彼の死の影響は大きく、後追い自殺をするファンがいたり、hide氏の葬儀に駆け付けようとしたロックバンドのメンバーが事故で無くなったりといろいろ衝撃的なニュースがたて続いたのです。

 

 Doubtは非常に暴力的なインダストリアルナンバー

インダストリアルとは打ち込みなどプログラミングされた音と生演奏を組み合わせた
ジャンルの音楽を指します。

 

hide氏のソロプロジェクトではハードロック・メタル・パンク等様々な音楽ジャンルを貪欲に取り入れつつも、インダストリアルロックの分野で才能を遺憾なく発揮されてい
れているのですよね

 

Doubtは何度もリテイクを重ねられた楽曲で、hide氏にとって非常に重要な位置付けであったことをうかがわせます。

 

 Doubt

youtu.be

 

激しくダークな楽曲です。
感情を抑えつつヘヴィに這い回るようなAメロBメロから、刹那的なサビ移行するカタルシスを生み出しています。

 

この映像が収録日されたのは1998年5月1日。そう、亡くなる前日です。

エネルギッシュなアクトを観ていると、このあと数時間で無くなってしまうとはとても思えません。

ポイントは毒づいた歌詞

歌詞の方も相当毒づいていて、「怒り」を吐き出す・・いやぶちまける感じでしょうか?

 

「喰い残しの音符」

「洒落たテクノのオベベしゃれこうべ

 

こうした印象的なキーワードから、「音楽業界」に思うところがあったのかな?なんて勘ぐってしまいますが、真実は闇の中。

 

四文字熟語やことわざなどを巧みに操るセンテンスの語感がとても好みです。
お気に入りは「骨も切らせて肉もバラバラ」
表現のシニカルさが最高ですね。

 

よく彼が生きていたら音楽業界は変わっていたかもしれない、なんていう意見がありますが、私も同意します。

 

きっと私たちをワクワクさせてくれる世界を音楽を通して見せてくれたでしょう。
本日は彼の命日、hideさんの楽曲を聴きながら過ごしたいです。