空中合唱/mekakushe 音楽レビュー其の103
フリーランスライターのだいすけです
最近リリースされた楽曲の中から、特に良かったものをご紹介します。
本日紹介するのは日本のシンガーソングライターmekakushe(メカクシー)です。
mekakusheどんなアーティスト?
元々クラシック畑のピアニスト、高校3年生でポップスに方向性を転換し、2013年にsoundcloudと配信プラットホームでオリジナル曲を発表しました。
初期はヒロネちゃんという名義で活動して、2018年からmekakushe(メカクシー)に変更。(目隠し??)
ヒロネちゃん時代活動を共にするアレンジャーの方が、レディオヘッドやシガーロスから影響を受けているらしく、その辺りはサウンドにも色濃く反映されています。
クラシック✖︎ポストロック✖︎ポップスという音楽性です。
儚げなヴォーカルとふんわり浮遊感のある楽曲。
優しく紡がれた音ですが、どこか狂気を感じるところが妙に引きつけられます。
強烈な個性を放つアーティストだけに好き嫌いははっきり別れそうだとも思っています。
空中合唱聴いてみましょう
センシティブな表現の歌詞が非常に印象的です。
「生と死」について語られているのではないかと推測できます。
ドリームポップといった作風で、眠気すら催しそうな心地よさ。
ピアノを基調としたゆったりとした展開ながら、サビはバンドサウンドがしっかりと盛り上げていきます。
ベースの裏メロの入れ方も非常に好みです。
先日リリースされたばかりのアルバム「光みたいにすすみたい」もかなりおすすめですので、気に入った方は是非聴いてみてくださいね。