Chair/GUN DOG 音楽レビュー其の104
フリーランスライターのだいすけです。
本日も元気に音楽のレビューをやっていきましょう!!
本日紹介するのは日本のロックバンドGUN DOGのChairです。
GUN DOGどんなバンド?
2000年に横浜で結成された、オルタナティブ・ニューメタル*1バンドです
2003年メジャーデビューするものの、1年足らずで活動休止した非常に短命なバンドです。
リンキン・パークからの影響を感じさせるミドルテンポ中心のメロディアスなヘヴィロックを得意としていました。
英語発音の良さとウェットな声質が魅力的なヴォーカル、端正なサウンドを武器にシーンの他のバンドが追随できないほどの完成された音楽を提供してくれました。
ヴォーカルのK氏は後にPaymoneyTomyPainというバンドを結成し活躍しましたが、2012年末に急逝しています。(このニュースは本当にショックでした・・。)
Chair聴いてみましょう。
彼らが発表した音源はミニアルバム1枚とシングル1枚のわずか2枚。
Chairは彼らにとって唯一のシングル曲です。
ダークかつ重々しい曲調で、これをシングルで切るとはなかなかの英断だなと当時思いました。
Chair
MVはドラマ仕立てになっています。
不気味な出演者の顔が印象に残ってしまって、もう楽曲の良さを邪魔しないシンプルな作りだったら良かったなあと思います。
服装は2004年頃当時流行った裏原系のストリートファッションで結構時代を感じますね。当時憧れたよなあ・・。(Tシャツ1枚10000円とか破格でした)
曲に関してはギターサウンドがかなり好きな曲です。
ヘヴィなイントロのギターリフが印象的ですが、Aメロの空間的なアプローチや、キャッチーとは言えないサビメロにフックを生み出す、うねりのあるバッキングもかなり良いです。
GUN DOGに関しては、この作品以前に発売されたミニアルバムもめちゃくちゃ気に入っているのでこちらも時期をみて紹介します。
*1:ニューメタル〜テクニカルなギターソロや猛烈に速い店舗、キンキンとした高音ヴォーカルなど、それ以前のメタルのフォーマットを逸脱した新しいスタイルのメタル