interlude/Fear, and Loathing in Las Vegas~Thunderclap/Fear, and Loathing in Las Vegas 音楽レビュー其の111〜112
どうもフリーランスライターのだいすけです。
本日も元気に音楽レビューをやっていきたいと思います。
本日ご紹介するアーティストは、Fear, and Loathing in Las Vegasです。
このバンドに関しては、こちらの記事でも若干触れていますので読んでいただけるとめちゃくちゃ喜びます。
Fear, and Loathing in Las Vegasどんなバンド?
Fear, and Loathing in Las Vegas(フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガス)は、日本のポスト・ハードコアバンドです。
ピコリーモという音楽ジャンルで語られることも多いバンドです。
ピコリーモとは3語からなる造語なのですが、分解するとピコピコ+スクリーム+エモとなります。
要するにスクリームを多用したエモーショナルなロックに、ぴこぴことした電子音をブレンドした音楽を指しエレクトロコアなどとも呼ばれているのです。
ハードコアやエモコアの分野にエレクトロの要素をぶちこんだバンドというと、最初に私が触れたのは、UKのエンターシカリというバンドだったと思うのですが、トランスとハードコアの融合が新しくて結構センセーショナルに感じた記憶があります。
Fear, and Loathing in Las Vegasはこうしたエレクトロコアを国内に広く知らしめた、シーンの代表格的バンドで結構知名度も高いのではないかと思います。
スクリームを多用したハードコアな音楽とミスマッチなピコピコとした電子音、サビでは一転して高揚感のあるシンガロングパートが用意されていて、まさにオモチャ箱を開くような楽しさがあります。
推しの一曲はinterlude!?
ファンの方に怒られそうですが、彼らの楽曲の中で最も好きな楽曲はinterludedです。
「!?」
interlude=インスト曲のことです。
「インスト曲が一番って、そのバンド大丈夫か??」
と思われたかもしれませんが、このバンド選びきれないほどに秀逸な完成度の楽曲を輩出したバンドでもあります。
なので聴いていただきたい曲はたくさんありますね・・。
それでも、このinterludeという楽曲が秀逸すぎるのです。
各アルバムのインスト曲をinterludeというタイトルで統一しているために、interludeという曲が複数存在します。
私が特に好きなのが、アルバム「feeling of unity」収録のinterludeです。
どういう曲かというと、端的にいうと8bitサウンドです。
8bitサウンドはファミコン風の音楽を指し、ファミコン世代ならば聴いていただくとめちゃくちゃ「わかりみ」の深い感じがあると思います。
とりあえず聴いてみましょう。
interlude
いかがでしょう??
8bitサウンドに、シューティングゲームみたいにコミカルなSE。懐かしさに浸っていると(私82年生まれ)一転して、ハードコアサウンド聴けばアドレナリンドバドバのツインリードギター。
もう血が騒いでしょうがないのです。
唄ありならば「Thunderclap」が激押し。
唄ありの楽曲の中ではこの「Thunderclap」が、彼らの魅力が詰まっていてオススメです。
Thunderclap
予測不能の曲展開が最高の一曲です。
楽曲のスピード感を最大に表現した、MVの仕上がりもすごく気に入ってます。
ちょうどこの曲が出た頃、ベーシストがメンバーチェンジしたのですが、ベースラインが明らかにカッコよくなっています。(スラップベース最高!)
この作品以前はベースラインが主張しない感じだったので嬉しかったです。
ところがこの素敵なベーシストKei氏は2019年に急逝されたとのことで、めちゃくちゃショックです。
バンドはこの衝撃的なニュースを乗り越え現在も活動中です。
アルバム単位としてはミニアルバム「NEXTREME」かアルバム「Feeling of Unity」あたりがオススメですので、是非聴いてみてくださいね。では!!