ギブス/椎名林檎 音楽レビュー其の116
おはようございます。フリーランスライターのだいすけです。今日も元気に楽曲レビューしていきましょう。
本日は、椎名林檎さん2000年発表の名曲の「ギブス」をレビューをしていきたいと思います。
ギブス聴いてみましょう!
この楽曲は椎名林檎さんによる情熱的なロックバラードであります。特に楽器隊のエモーショナルなプレイは必聴ポイントです。
(小綺麗にまとめられたプレイではなく、楽器をかきむしるようなプレイで、演者の熱量が伝わります。)
ギブス
サビにかけての爆発的な盛り上がりが、聴いていて爽快な楽曲ですよね。
「ギブス」の歌詞に関して
歌詞に関してはどうやら椎名さんが17歳の時に付き合っていた彼氏に向けた唄らしいのです。だいすけは勝手に「この彼というのが故人なんじゃないか・・?」なんて思ってました。
何故かというと
・MVの舞台が墓場
・心電図の音に似たエフェクト音が途切れるような表現が、曲中に存在している。
・あなたがカートだったら、私はコートニーじゃないという歌詞のくだりから
(カートとはニルヴァーナのヴォーカル、カート・コバーンのことで94年に拳銃自殺しています。コートニー・ラブはカートの奥さんで今でもご健在。)
特にカート・コバーンの「彼」に例えていたことから「故人説」に結構確信があったのですが、「単純に彼がニルヴァーナ好きで椎名さんは受け売りされた」という、付き合っていた頃のエピソードの一つをリアリティを高めるために挿入したようですね。
なぜ墓で歌っている??
なぜ墓を舞台としたMVなのだろうか・・・。って思いますよね?
※ここからはあくまで私個人の解釈ですのであしからず・・・・。
「写真」、「ギブス」というワードからは共通して「固定」という概念を連想したのです。体を動かさないように固定するギブスとその時の情景を写真用紙に固定する「写真」過去の自分をその場(墓)に埋葬して、生まれ変わっていく姿をイメージしました。
だから墓で歌ってるんじゃないかなっていう、解釈にたどり着いたのです。
母国語で歌われた楽曲というのは、歌詞を深読みできるから楽しいですよね。
本日紹介したのは、椎名林檎さんのギブスでした。それではまた!!