The Reason/Hoobastank 音楽レビュー其の110
どうも!!フリーランスライターのだいすけです。
本日も元気に音楽レビューやっていきましょう。
本日紹介するのは94年にアメリカで結成されたバンド、Hoobustank(フーバスタンク)の「The Reason」です。
Hoobustankをこのブログで紹介するのは2回目です。
音楽レビューの一曲目という記念すべきバンドだったんですよね。
その時の記事はこちらです。
初めて洋楽を聞き始めた頃によく聴いていたバンドです。
何曲かはハードな曲もありますがどちらかというと親しみやすいメロディで、万人の心に広く刺さる普遍性に満ちています。
The Reason聴いてみましょう
The Reasonはこのバンドの楽曲の中で代表曲と言える楽曲なので、是非聴いてみてくださいね。
大陸的な広がりのある壮大なサウンドスケープが魅力のバラード曲です。
伸びやかな歌声が聴いていてとても気持ちいい一曲になっています。
そしてそして、この曲歌詞もとても良いんです。
彼女との別れを機に、利己的だった過去の自分を悔やみ、過去との決別を胸に新たな人生を歩む。
一見ネガティブな出来事を「理由」として生まれ変わろうとする一人の男の心境が描かれておりとても共感できます。
Hoobustankは初期の激しい楽曲が好きなのですが、このThe Reasonsは別格。
プレイリスト入り決定です。では!!
Welcome to the black parade/My Chemical Romance 音楽レビュー其の108
こんにちは!フリーランスライターのだいすけです。
今日も元気に音楽レビューをしていきましょう。
本日紹介するのは、アメリカのロックバンドMy Chemical Romanceの「Welcome to the black parade」です。
My Chemical Romanceってどんなバンド?
アメリカ合衆国はニュージャージ州出身の5人組ロックバンドです。
パンクやハードコアといった音楽性をベースにした疾走感あふれる楽曲とやや病的な雰囲気が妙に引きつけられるバンドです。
デヴィットボウイやザ・キュアーなどの影響が色濃く出ているので、グラムロックやニューウェーブ等にみられる、耽美的で内省的な部分が他のパンクバンドと一線を画する
「病的では儚い雰囲気」を醸し出しているのだと思います。
日本国内での人気も高いバンド
マイケミの略称で親しまれ国内の人気も高いバンドです。
エピソードはこちら。
・2007年に「ミュージックステーション」出演
・日本武道館でのライブ開催
・日本のCMソングへの起用
よってこのバンドを知らない方も、どこかで彼らの楽曲を聴いている可能性があります。
「Welcome to the black parade」聴いてみましょう
彼らの代表曲Welcome to the black paradeを聴いてみましょう。
この曲はスバルのフォレスターCMソングに起用されていたことがあり聴いたことがある方もいるかもしれません。
コンセプトアルバム「the black parade」に収録されている、アルバムの中でも核となる楽曲です。
Welcome to the black parade
全体的に楽曲展開・MVの演出含めややオーバーなところもありますが、このやりすぎ感がむしろ痛快なのですよ。
一瞬たりとも目の離せないMVのストーリーはこんな感じです。
死を迎えようとする"患者"が、"恐怖"と"後悔"に出会い、闘いの末"母"の元へ行く(再び生きようと決心する)というストーリーになっている。
引用:wikipedia
悲しき主人公の境遇を笑い飛ばすかのような、やけに明るいメロディが逆に切なくてグッとくる、そんな疾走感溢れる名曲です。
この曲を聴いて気になったかたは、是非この曲が収録されているアルバム「the black to the barade」も聴いてみてくださいね。では!!
How Can I Live/ill nino 音楽レビュー其の107
フリーランスライターのだいすけです。
本日も元気に音楽のレビューをやっていきましょう!!
本日紹介するのはアメリカニュージャージ州のメタルバンドill nino(イルニーニョ)です。
ill ninoどんなバンド?
98年に結成したバンドでちょうど2000年初頭のニューメタルシーンを盛り上げたバンドの一つです。
この手のラウドロックのバンドの名門レーベル、ロードランナーレコードに所属していたバンドなのです。
ヘヴィなギターリフとメロディの立ったミドルテンポを得意としているのは、この頃のニューメタルバンドらしいところです。
しかしこのバンドの特徴として、民族音楽やラテンミュージックのエッセンスを取り入れている点が挙げられます。
トライバルビートと言って、民族音楽調のパーカッションによる細かなビートとロックの相性が非常に良く、同ジャンルのバンドと比較しても、個性では頭ひとつ抜けていた印象です。(2005年位までは、本当にリンキン・パークを模倣したサウンドが溢れていた時代だったのです。)
How Can I Live聴いてみましょう。
それでは彼らの代表曲「How Can I Live」是非聴いてみてください。
How Can I Live
「How Can I Live」はラテンのエッセンスが際立つキラーチューンです。
パーカッシブで細かいトラディショナル((トラディショナル〜伝統的なリズムとヘヴィかつメロディアスなロックが絡み合い、絶妙な高揚感が得られます。
彼らのアルバムの中ではこの曲を含む2ndアルバムの「Confession」が最もおすすめですので興味のある方は聴いてみてくださいね。
それではだいすけは仕事に戻ります。ではでは。
I Need Some of That/Weezer 〜Missing/ELLEGARDEN 音楽レビュー其の105〜106
フリーランスライターのだいすけです。
本日も元気に音楽レビューやっていきたいと思います。
本日紹介するのは、先日14作目のニューアルバムが発売されたアメリカのロックバンドWeezerです。
このアルバム、発売が延期され万を辞してのリリースのため、ファンにとって待望のアルバムだったのではないでしょうか??
しかし、だいすけにとっては「全然待望のアルバム」じゃなかったのです。
14作目にして初めて手に取って聞いてみたアルバム
初めてっていうのはちょっと嘘かもしれません(は?)
実はELLEGARDENの細美氏がWeezerからの影響を公言していたりしたので興味本位で随分前に近所のGEOでレンタルした記憶があります。
(Weezerのヴォーカル リヴァース・クオモにちなんで、ELLEGARDENの楽曲には「Cuomo」という曲があるあたり、細美氏は相当お好きのでしょう。)
ちょこっと聴いて
「う〜んポップすぎて、退屈・・。」
とレンタル当日に閉じてしまったのです。
楽曲だけでなく、Weezerのナードなルックス・アルバムジャケットの雰囲気などコンセプト全てが当時の私には刺さらなかったのでしょう。
時は流れ、ひょんなことからAppleMUSICの新譜情報にラインナップされていた、彼らの新譜の「Van Weezer」を聴いてみました。
(ゲオユーザーの私もいつしか、AppleMUSICユーザーへ・・。)
新作のアルバムの中でも一際強烈なジャケットが何度も何度もスマホ画面を通して、「いいからもういっかい、聴いてみろ!!」と私に訴えかけてくるんですよ。
聴いてぶっ飛びました。「Weezerがこんなにカッコ良かったんか・・・。」
新譜「Van Cuomo」からのお気に入り曲はコレ
特に気に入ったのが4曲目に収録されている「I Need Some of That」です。
これを聴くと細美氏がかなりWeezerからの影響を大きく受けているのだなあと実感します。
とりあえず聴いてみましょう。
I Need Some of That
「泣きのメロディを引き立たせる、効果的なキラキラシンセ。
テクニック頼らないシンプルなバンドサウンドが胸に迫ってくるぞ!!」
「あれ、ELLEGARDENにこんな曲なかったっけ??
あ、MISSINGに似てる・・・・・」
「そんなことどうでもいいや。なんだか学生時代のいもくさい自分を引っ張り出されるようだ・・・・。やめてくれ!」
いろいろな思いが曲の再生中に脳裏をよぎっていくのです。
彼らのもつ、一流のアーティストとは思えないほどに気取らない・親しみやすい雰囲気がそうさせるのでしょうか?
とてもクセになる感じがあります。
彼らの音楽が好きになってしまったので、デビューアルバムから遡っていこうと思います。
ちなみのI Need Some of ThatとELLEGARDENのMISSINGがやたらと頭の中でかぶってくるので一緒に貼っておきますね。
Missingも私のプレイリストの中では欠かせない青春ソングです。
聴いたことがない方はマストですよ!!では。
Missing
Chair/GUN DOG 音楽レビュー其の104
フリーランスライターのだいすけです。
本日も元気に音楽のレビューをやっていきましょう!!
本日紹介するのは日本のロックバンドGUN DOGのChairです。
GUN DOGどんなバンド?
2000年に横浜で結成された、オルタナティブ・ニューメタル*1バンドです
2003年メジャーデビューするものの、1年足らずで活動休止した非常に短命なバンドです。
リンキン・パークからの影響を感じさせるミドルテンポ中心のメロディアスなヘヴィロックを得意としていました。
英語発音の良さとウェットな声質が魅力的なヴォーカル、端正なサウンドを武器にシーンの他のバンドが追随できないほどの完成された音楽を提供してくれました。
ヴォーカルのK氏は後にPaymoneyTomyPainというバンドを結成し活躍しましたが、2012年末に急逝しています。(このニュースは本当にショックでした・・。)
Chair聴いてみましょう。
彼らが発表した音源はミニアルバム1枚とシングル1枚のわずか2枚。
Chairは彼らにとって唯一のシングル曲です。
ダークかつ重々しい曲調で、これをシングルで切るとはなかなかの英断だなと当時思いました。
Chair
MVはドラマ仕立てになっています。
不気味な出演者の顔が印象に残ってしまって、もう楽曲の良さを邪魔しないシンプルな作りだったら良かったなあと思います。
服装は2004年頃当時流行った裏原系のストリートファッションで結構時代を感じますね。当時憧れたよなあ・・。(Tシャツ1枚10000円とか破格でした)
曲に関してはギターサウンドがかなり好きな曲です。
ヘヴィなイントロのギターリフが印象的ですが、Aメロの空間的なアプローチや、キャッチーとは言えないサビメロにフックを生み出す、うねりのあるバッキングもかなり良いです。
GUN DOGに関しては、この作品以前に発売されたミニアルバムもめちゃくちゃ気に入っているのでこちらも時期をみて紹介します。
*1:ニューメタル〜テクニカルなギターソロや猛烈に速い店舗、キンキンとした高音ヴォーカルなど、それ以前のメタルのフォーマットを逸脱した新しいスタイルのメタル
空中合唱/mekakushe 音楽レビュー其の103
フリーランスライターのだいすけです
最近リリースされた楽曲の中から、特に良かったものをご紹介します。
本日紹介するのは日本のシンガーソングライターmekakushe(メカクシー)です。
mekakusheどんなアーティスト?
元々クラシック畑のピアニスト、高校3年生でポップスに方向性を転換し、2013年にsoundcloudと配信プラットホームでオリジナル曲を発表しました。
初期はヒロネちゃんという名義で活動して、2018年からmekakushe(メカクシー)に変更。(目隠し??)
ヒロネちゃん時代活動を共にするアレンジャーの方が、レディオヘッドやシガーロスから影響を受けているらしく、その辺りはサウンドにも色濃く反映されています。
クラシック✖︎ポストロック✖︎ポップスという音楽性です。
儚げなヴォーカルとふんわり浮遊感のある楽曲。
優しく紡がれた音ですが、どこか狂気を感じるところが妙に引きつけられます。
強烈な個性を放つアーティストだけに好き嫌いははっきり別れそうだとも思っています。
空中合唱聴いてみましょう
センシティブな表現の歌詞が非常に印象的です。
「生と死」について語られているのではないかと推測できます。
ドリームポップといった作風で、眠気すら催しそうな心地よさ。
ピアノを基調としたゆったりとした展開ながら、サビはバンドサウンドがしっかりと盛り上げていきます。
ベースの裏メロの入れ方も非常に好みです。
先日リリースされたばかりのアルバム「光みたいにすすみたい」もかなりおすすめですので、気に入った方は是非聴いてみてくださいね。
TRUE BLUE/LUNA SEA〜TRUE BLUE/BLOOD STAIN CHILD 音楽レビュー其の101〜102
フリーランスライターのだいすけです。
今日も元気に音楽レビューをしていきましょう。
本日ご紹介するのは、日本のロックバンドLUNA SEAのTRUE BLUEです。
これは大名曲ですよ。
初めて聴いたのはMステだったと思います。
初めて聴いた時の印象は「なんかヤバイ」
その時何かやばいものを聴いてしまったような感覚がしましたね。
「親に聴いているのを知られたく無いみたいな。(エロ本感覚?)」
そこまでどんな音楽を聴いていたかというと、ミスチルだとかチャゲアスのような健全な雰囲気の曲を好んで聴いていたのです。
LUNA SEAはそうしたバンドとは異なり、ルックスからサウンド、歌詞まで全てがアンダーグラウンドで病的な雰囲気を醸し出していて、小学生だった自分には刺激的でした。
TRUEBLUE聴いてみましょう
TRUEBLUEはROSIERの次に発売されたシングルで、この2つの曲が彼らの人気は確固たるものにしました。
シンプルながら、聴きどころ満載な楽曲で何度も飽きずに聴くことができます。
楽譜を見るとよくわかるのですが、ロックの基礎的なテクニックが詰まっていて初心者でもコピーしやすい楽曲と言えます。(現に学園祭ではよく、演奏されていました。)
とは言えただ音符をなぞるだけでは、持ち味の妖艶な雰囲気は出せないです。
TRUE BLUE
とにかくこの曲のギターが好きです。
シンプルなツインギターのフレーズがバズルのピースの組み合わさり、絶妙なアンサンブルを聴かせてくれます。
ギターソロにしても、歌メロをなぞっていくタイプのスタイルながら、こんなに美しくて華やかなんて、ずるい・・・。
閉塞感漂う苦悩を表した歌詞と、一人一人狭い部屋に入れられている(?)MVがリンクしていますよね。
このMV、面白いのは演奏シーンがほとんどないこと。
ギターソロ時のSUGIZO氏・・・・・・以上。
あとはヴィジュアル系らしい演技で紡がれています。
それがまたツボだったりするんですよね。
MVのツボなところ
・J氏が十字を切るところ
・Ryuichi氏の白目
ヴィジュアル系あるあるだね〜古き良き時代。
衝撃の「TRUE BLUE」カバー
この曲、日本のメロディックデスメタルバンドBLOOD STAIN CHILDがカバーしてます。
気持ちいいくらい見事にぶっ壊していて、最高だと思うのでよければこちらも聴いてみてください。