ROSIER/LUNA SEA 音楽レビュー其の44
日本を代表するロックバンドLUNASEAより、代表曲ROSIERを紹介します。
次世代のバンドにむけて、ロックの疾走曲のテンプレートを作り上げてしまった功績はあまりにもでかいです。(もちろん彼らがそこを狙ったわけではないと思いますが・・。)現在に至るまで、このROSIERからの影響を伺わせる楽曲を幾度となく耳にしました。日本のロック史にとって重要な一曲なんですよね。
作曲者のJさんは当時長きにわたるスランプに悩まされていたようで、ROSIERはそんなくだらない自分にむけた「遺書」だと語ってます。確かに全てを吹っ切るかのような勢いを感じる楽曲に仕上がっていますよね。
何百回観たかわかりません。シンプルながらめちゃくちゃカッコいいMVに仕上がっています。
このMVは1994年第36回日本レコード大賞最優秀プロモーションビデオ賞に選ばれました。
当時小6だった私は祖父母の家で、このレコード大賞を観ていました。突如現れた彼らの、派手なヘアメイクと刺々しいライブアクトに、祖父母が口をアングリ唖然としていたのがものすごく記憶に残っています。
楽曲はBPM205*1を超えるハイテンポであり、ベースの主張が激しくインプロのベースラインに至っては口ずさめるほどメロディアスで印象的です。
間奏のスリリングな展開も聴きどころで、Jさんのラップ→流麗なギターソロへと移り変わる瞬間は私にとって至福の高揚感を与えてくれます。
今聴いても、古くささを全く感じさせない90年代の超名曲です。